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大人の音楽レッスン、作曲学んで創る力を磨いてやりがいを

弾ける、歌える、その先は曲作りを学ぼう渡利辺祥楽舎 0721-28-8000

ステキで素晴らしい曲作りたい、との意欲を伸ばす

まごころの歌、作る楽しさ、音楽やるなら作曲だ!

そうだ!曲を作りたいなら、作曲を学べるレッスンに行こう。

音楽が大好きなみなさん、
近ごろ、ライブとか、発表会とか、サロンコンサートとか、演ってますか?

受け身で聴いているより、弾いたり歌ったりすればもっと楽しい、
‥というのは、みなさん、経験を通じてよく知っています。
曲は
作れたらもっと楽しい‥と実感したことはありますか。
友だち仲間と一緒にバンドを組んで演奏するのは楽しい、
けど、他人の曲の見よう見まねでコピーバンドを演りたいわけじゃない、
‥それには、オリジナル曲を作ればいい。
演奏する前に曲選び‥というより、
演奏する前に曲作り‥作れるように勉強してみませんか。

(↓次の話は、「作るなら、楽器の曲やコーラスやバンドアレンジに関心がある」
という人たち向きの話です。「作るなら、楽器よりも歌の曲!」という人は、
ウエディングソング作ろう』の項にヒントいっぱい!まずお読みください)。

一般に音楽教室や市民音楽サークルや中高校音楽部活の9割がたは、演奏系なので、
「オリジナル曲を作ろう」というのは珍しくて革新的と思われるかもしれません。
従来から大都市部でも作曲系は1割程度だったりして、教室の数は少ないです。
演奏系の教室やサークルでは通常、「曲は自分で作れ」と奨励されることはなく、
せいぜい「ワークショップで自由に作って表現してみよう」との試みがあっても、
「曲の作り方を毎回しっかり勉強し、作った曲については先生が指摘や手直しし、
曲を作れる能力を育てる」といったレッスン指導はおこなわれません。
作曲系の教室は1割といわず、もう少し増えてもいい‥とは思っていますが、
「音楽は、歌ったり楽器演奏してるときが最も楽しい」という人たちは多いので、
演奏系の教室やサークルが軒並み作曲系へ内容変えするはずもない‥との前提で、
「曲作りの方法を学んで曲を作りたい」と思う人は、
「曲作りを学びたいなら、作曲のレッスンにへいらっしゃい!」という話です。

クリエイティブ系の曲作りレッスンって、どんなことをするんだろうか?
まず、楽典・音楽理論や、作曲のテクニックを説明しますので、
勉強して理解できたことを活かして、
おうちで課題練習したり、習作の曲を作ってみてください。
「パソコンDTMで、バンド曲を作りたい」という人へは、
バンドスコアの書き方、DTMアプリのピアノロール画面についての説明もします。

作りかけた習作の曲の楽譜はレッスンに持参して、
「ここまでは作ったんですけど、この伴奏はこうメリハリを付けて、
盛り上げたところで転調してサビへつなげよう‥と思いながらも、
どうすればいいか‥」など、質問や相談したくなることはさまざま。
すると、演奏系の先生なら「その伴奏、指先使ってこう弾けばメリハリ付くよ。
転調してサビへつなげるのは、また考えておいでよ」と言うかもしれません。
作曲系の先生は「そのように転調して盛り上げたいなら、この音を導音として、
この和音は導音含みになるからメジャーのドミナント7にしてみよう。それで、
その手前で用いたメロディーのこの流れから、サビへつなげてはどうか」
などと言います。「その伴奏はメリハリ付けたいなら、この手前の和音の
重複音をこう抜くと軽くなり、次の和音はオクターブで強く弾くのにふさわしく、
メリハリがはっきりする。他にも、この和音をこう経由してこんな方法もある。
このほうが気に入った? どうよ、元の習作と比べてこの部分を手直しする?」
など、レッスンを通じて、自分だけでは気付かなかったヒントと発見があります。

楽器演奏や歌の上達をめざす演奏系レッスンでは必須の練習方法、すなわち
「先生に言われたとおりに、同じ曲をひたすら繰り返して練習するトレーニング」
は、クリエイティヴ系の作曲レッスンでは必須というほどではありません。
むしろ、「とにかくひたすら練習して、弾ける/歌えるようにはなったけど、
どんな構成の和音か‥とかいうのは考えたこともないし、説明はわからない」
というのは困りものですので、説明が理解できる程度の学習は必須です。
‥というのも、質問したくても楽典やコードや楽器などの知識が不足していて
「この和音のコードって何ですか? 導音って何ですか? 転調って何ですか?」
では質問もできにくいし、対する答えの解説を聞いても理解しにくいからです。

芸術や芸ごとで上達するためには、「これは上手い、これはまだまだ」との
"違いがわかる"感性とその方法を理解して、腕前に磨きをかけていくことです。
いわば「上手いか下手かなどわからず気にせず、とにかくうれしくて得意げ」
といった初心者の気持ちから、だんだんに上手さがわかって腕前を上げていく、
‥その道のりでは、知識の勉強だけでなく、実技の手直しレッスンは不可欠です。
「とにかく先生のおっしゃる通り」と上手さの判断を他人に委ねる姿勢では、
芸術表現する人としてのプライドや上手さの判断力は育ちにくく、
「上手いも下手もわからないうちから、プライドだけは高くて手ほどきは拒絶」
みたいな姿勢では、それ以上に上手くなるステップアップを阻みます。
ゆえに、プライドは持ち続けながらも判断力と腕前の上達を望みましょう。
「楽曲は自分で作る!」との気持ちになったら、「よし!頑張れ」と励まされる。
自分が弾ける楽器のみにこだわらず、いろんな曲を習作してみて、
「自分が作りたいのはこういう作風だ」というのを得意にしていけばいい。
演奏系のレッスンでは「とくに10代はクラシック好きならクラシックの基礎を/
ジャズ好きならジャズのアドリブの基礎を」と習いに行くのが普通ですが、
作曲系のレッスンでは、教えられたままマネして贋作になるのは避けるべきで、
「先生とはちょっと異なる作風に関心がある」という生徒たちが、
「先生と同じ作風で張り合うこともないし、異なる角度からの指摘はいい刺激。
むしろ、基礎さえしっかり学んだらあとは個々の創意で自由に作ればいい」
と、個性尊重し合ったクリエイター同士の人間関係になれる気風もあります。

作曲系レッスンって、演奏系のレッスンとはやり方がけっこう違うでしょう?

一般に、歌の曲は「歌詞+メロディー+伴奏」の組合せで作るので、
歌詞の言葉の抑揚をよく吟味して単純すぎないメロディーで曲を仕上げれば、
"これまでになかったオリジナルの曲"は、比較的作りやすいです。
器楽曲は「ありきたりの形式やありきたりの和音進行を超えて、ひと工夫」
してこそ"オリジナリティーある曲だ"と言われる傾向はありますし、
歌ナシの器楽曲が好きな人の多くは、自らも楽器演奏するのが好きで通好み、
器楽曲を作る修業のほうが年季はかかる、と思ってください。
自分が作りたいと思う曲に必要な技法や編成の知識を勉強すればいいので、
簡単なソロ曲ならそれなりに簡単な、難しい大編成の曲ならそれなりに難しい
知識を勉強して作るんだ、と思えばいいです。

「曲作りのレッスンって、どのような進め方で教えてくれるの?」
一般に音楽のレッスンといえば、「先生が宿題に指定した曲を繰り返し練習して、先生に指示されたとおりに見習って同じように演奏できて『はい、よろしい!』と言ってもらえたら、OKで次の曲へ進む」みたいなカタチだと思い込んでいる人々は少なくないでしょうが、それは演奏系のレッスンです。演奏系レッスンでは「曲はあらかじめ用意されているのが普通で、曲は弾くもの、歌うもの」として弾く能力や歌う能力の上達をめざします。が、作曲系レッスンでは「曲は作るもの、書くもの」として、曲作りのテクニックや楽譜の書きかたを勉強し、曲を作れるようになる能力の上達に重点を置きます。自作自演で演奏活動しようという人は、もちろん演奏の練習にも大いに励みます。
初級〜中級レベルでは、まず学習しておきたい音楽知識がたくさんあります。曲作りのレッスンは、「作曲のテクニックの基礎知識の説明やお題とともに作品作りの宿題が出されて、『自分としてはまあまあよい出来だ』と思える作品を持って行くと、先生が1作1作へ対してケースバイケースで手直ししながら解説して、上手なコツを教えてくれる。で、練り上げて仕上がったら、次の作品作りへ」というカタチです。
音楽が好きで曲作りに興味がある人々は少ないわけではない‥けど、従来、「曲作りは独学独習で」という人たちが多かったのは、街にピアノ教室やカラオケ歌謡教室ほどたくさんの作曲教室がないからです。「独学では気付けないことを、自分の作って来た曲に応じてわかる程度に解きほぐしながら説明してもらえて、手直しの前と後を比べて『なるほど!』と思えたら、次はもっと上手く作りたくなる」‥曲作りのレッスンはクリエイティヴ系ですから、そういう進め方をします。

ウエディングソング作って、結婚披露宴をショーアップしよう。

次の話は、「近い将来、結婚式を挙げる予定がある」という方には、
ぜひ検討していただきたい、必読のお話です。
「そういえば自分はいつも、他人の曲を聴いているばかり」と気付いた人は、
「自分だってたまには、自分で曲を作って披露したい」と思いませんか。
人生に一度(多くても3回ぐらいまで)の結婚式の披露パーティは、
まさに、"これ一番!"のステキな機会です。
演出にも進行にも優美さを求めて、それなりに予算をかけるなら、
「コンパやお座敷芸の延長でちょっとした余興を」‥というにはもったいない。
「"これ一番!"のライブ演奏して、活かしませんか、その機会」という話です。

(今のところ結婚披露宴は必要ない‥という中高年の方は、その先の話をどうぞ)

披露宴のパーティを初披露の曲で楽しく!‥というのはもちろん。
とくに「結婚後も音楽活動続けていきたい」との思いが強いカップルにとって、
「どんな音楽を演るのかな」‥を友人や職場の人たちや親戚の人たちにも
聴いてもらって、共感してもらえるきっかけになります。
人生の一大イベント「結婚披露パーティ」だもの、
せっかくなら、他人のラブソングを歌うよりも、
自分たち二人ならではの『オリジナルのウェディングソング』を歌いたい。
これぞ!という曲を作って、生演奏で歌ったり楽器を弾いて、
大いに盛り上がる価値ある機会として、前向きに考えませんか。


自分たちが新郎新婦でお客様を招く側になる結婚披露宴は、
自分たち好みの音楽的な演出でおこなっていいチャンスです。
列席の方々も「披露宴の祝辞だけでなく、手作りの曲も印象的だった!」と
喜んで拍手してくれるでしょう。
プロポーズにときめく、幸せ気分で心あたたまるラブソング、
結婚する二人の新たな門出を祝う、華麗なウエディングソング、
新たな決意を胸にいだいた新郎・新婦の心にググッ!とくる宣言ソング、
花束贈呈、心にしみる「ありがとう」の言葉を歌に‥
母の気持ち、父の気持ちの親心、結婚する妹を想う兄の気持ちなど、
まごころを歌で伝えましょう。
ほのぼのとしたオリジナルの1曲を作れば、毎年訪れる結婚記念日は
「いつまでも歌える我が家のテーマソング」をデュオで歌う日になるでしょう。
ふと口ずさめば、「そうだ!山あり谷ありの人生、一緒に築いていくんだよね」
と心の絆の支えになる歌、やがて産まれて成人する子への語り草にもなります。
唯一無二の原本楽譜を、オシャレでカラフルに手書きで作成するのも楽しく、
ライブ演奏した記念の録音録画は、子へ孫へと伝わります。

ちょっとした余興で音楽を‥との趣向以上に:とくに、新郎新婦にとっては、自分たちの意向でどのような演出をするか工夫できる機会です。(「列席者の方々の飲食や歓談の脇で、さりげなく聴き流せる音楽を‥」との趣向じゃなくたって)、「乾杯の音頭の前に、まずはこの音楽を聴いてください」と力演したっていい。客席側はジャンルの好み多種多様‥でも、期待感を持って好意的に拍手してくれることが確実な、貴重なチャンスです。「生演奏、いいね!あなたが演るのを初めて聴いたよ」という人たちは、身近なところにいっぱいいます。結婚準備にあれこれやたら忙しい時期でも、やってみれば「やってよかった!」と思えそうな機会。3か月前までには曲を書き上げて、その後は演奏練習にとりかかれるよう、曲作りには早いめに着手したいものです。「結婚はまだまだ先」という方も、曲作りをぼちぼち学び始めて「いい曲作れるようになったらどのような場でお披露目しようかな」と思いを馳せれば励みになります。

もしネットで公表したいなら、
"下手の横好き"以上!の出来栄えをめざしましょう。
お披露めにふさわしい、楽しく華やかな新曲をリリースしてはいかがですか?
「こういう曲目なら、コンクールやグレード実技で高評価がもらえる」といった
曲揃えとは異なる、"列席者の方々が喜んで盛り上がるフレッシュな曲"を用意し、
「後日、ネットに上げるからまた聴いてね!ライブ演る際にはぜひ来てね!」
「わぁ、期待してるよ」と言い合えるきっかけにしていきましょう。
他人の作った曲を勝手に用いて演奏することへはキビシイご当世ですが、
ご自分が曲の作り方をちゃんと勉強して、ご自分たちで作詞作曲した曲ですもの、
「許諾を得ずに勝手に歌って録音録画を公表するな」なんて言う人はいません。

曲を作って演奏したら「録音録画して公表しよう」とノリ気な場合の心得:作曲者と作詞者が異なる合作の場合および演奏者が異なる場合は、「公表しよう」と各人の同意を確かめましょう。「曲が出来上がって、パーティで生演奏お披露目するだけ」なら、たいていは「もともとそのつもり。上手く演奏できたらうれしい」でしょうから、喜んで合意できるでしょう。(が、「録音録画してそのファイルをネットで一般に公表しよう」とかいうことになると、「それならもっとうれしい」という演奏者もいれば、「録画されるとかネット公表されるとかいうつもりはなかった」という演奏者もいるかもしれないので、合意の意思を確かめると気持ちよく公表しやすいです。せっかくだから積極的に公表しよう‥と思うなら、「説明もせず意思確認もしないのは、お互いむやみに遠慮や心配して結局はファイルの"持ちぐされ"になりがち。面倒でも説明や意思確認して気持ちスッキリ、喜んで公表できる」ってもんです)。さりげない日常で見つけたネタで気持ちなごむ投稿インスタグラムやユーチューブでさえ、「もっと目立っておもしろく、すごい!と感動があるネタを」と躍起になる人々が増えているのです。まして、「オリジナル曲で力演してみせてくれて、心ドキドキ感動!」というのが楽しくないわけがない。‥ですが、人間は権利を主張する。オリジナル曲を作った人も、力演した人も、頑張って演ったら権利は主張したいわけ。だから、権利のことはスッキリと事前に打合せしておくほうがいいんです。版権への関心は高まりそうな気配です。
 ネット公表用に、(録音だけでなく)録画も付けたいなら、会場で無造作に撮影されるのは好まない列席者もいるかもしれません。リハーサル時などに「録画を公表するならヤル気出る!」と喜ぶ演奏メンバーだけが集まって、「見てもらいたくて撮影した演奏風景」の録画も用意するか、録音録画編集のプロに「誰が見てもいい、気くばり上手な場面構成でさしつかえなく公表でき、音楽とともに場面進行もスムーズな録画」へと編集してもらうといいでしょう。ちょっとした風景写真に顔の表情もわからないぐらい小さく写り込んでいる程度のことは気にしない人が多いでしょうが、披露宴の列席者の方々はみな「今後も末永く気持ちよくお付き合いいただきたい」という関係者ばかり。「撮影されたくない意思表示」のバッジやカラーリボンを任意で配布し、全員へ「バッジを付けている人を撮影しないように」と申し伝えるとか、「スマホで撮りたい方は演台前へ来てください」と列席者の人たちの顔が写らないカメラアングルで撮影できる位置へ誘導するとか‥で、配慮ある対策が可能です。(プロダクションに所属している演奏家なら、こういうことはマネジャーが面倒見よく準備してくれるはずなので、マネジャーさんへまず相談です。一般に広く公表しようという場合は、「バンド名/コンビ名/楽団名も考える」とか、「普段とは異なるヘアメイクでサプライズ」「Tシャツにジーンズのごく普通の普段着で素朴に」とか、背景も含めて、むやみに憧れと羨望を誘わずに"楽しさに共感して気持ちいいステキなビジュアル表現"を考えてくれる‥というのも、プロダクション所属の安心感です)。「演りたくて、演ろう!とノリノリで盛り上がる仲間で演る」「演りたがらない人へ説得してイヤイヤでも無理して一緒に演ろう‥というような誘いかたはしない」「結婚披露宴ゆえの『縁起のよさ、品格、新郎新婦の親戚など列席者へのメンツ』にも配慮して、ノリノリがヒンシュクにならないような表現や演出にすることも忘れない」というのはたいせつな心がけです。世の中には「そういう面倒なことは考えずにやりたい」という人たちも、「そういうことまでアドバイスしてくれるなら、安心して受講に行きやすい」という人たちもいるだろう‥と思っていますが、「アドバイスしてくれるほうがいい」という人たちのためにもう少し書き添えますね。
 生演奏する前に、列席者の方々へ「自分たちが会場で演奏している姿および音楽を、(列席者の人たちが)スマホ撮り録音していいか?/そのスマホ撮り録音を、(列席者の人たちが)SNSなどへアップロードして公表してもいいか?」、さらに「演奏者側では、録音録画を編集制作し、後日、正式版のファイルとして有料ダウンロードできるように公表するつもりがあるので、楽しみにしてください」ってことであればそれも伝えてから生演奏すると、余計な心配が減らせます。たとえば「録音権や編集権は依頼したプロダクションが持つし、配信権は、配信依頼して配信権を預けるメディア会社が持つ/あるいは特定のアプリで編集制作する場合にはそのアプリの契約会社に配信を任せることが前提となっている」などといったことへ、多くの人々は知らぬ無頓着さで無邪気にスマホをかざします。「列席者の人々が好きずきに撮影して無料で複写配信してかまわない」という録音録画と「編集制作して仕上げて配信するなら有料」という録音録画とはごちゃ混ぜに考えず、「有料を前提とした契約話で提示するならこの録音録画」というのはそれなりの仕上がり感を追求するものと考えましょう。(たぶん、列席者の人たちが雑多な会場でスマホをかざしながら録音録画した程度の音質画質のファイルであれば、プロのカメラマンや音響エンジニアに依頼して録音録画編集し制作仕上げしてもらったハイクオリティな「正式版ファイル」を有料配信しようとした際、その売れ行きを減少させるようなことはないでしょう。が、「公表配信する権利は正式版ファイルのみ‥と想定してメディア会社と契約する」ということであれば、列席者の人たちにその旨を理解していただけるよう伝える必要もあります。なお、感激感動するとスマホをかざして撮影したくなる‥という習慣を持っている人々は多い昨今、「国民の25%程度、4人に1人は日常生活でちょっと感動したら撮影して投稿する」そうです)。「まさに生演奏されたその時その場に居合わせた!」という列席者の人たちの感動や、「"わざわざ出かけていきたくなる"生演奏の期待感と価値を高める」ような機会提供の考え方において、どこまで寛大になれるかな‥と、演奏者やスタッフの間で事前に話し合っておくとよさそうです。コツコツ曲作りして演奏の音合わせ練習も励んで、生演奏でお披露目するのですから、「配慮が行き届いていてよかった」との安心感があるように準備しましょう。可能であれば、「生演奏の動画を公表」→「『コンサートやライブ演奏のパーティの機会があれば行ってみたい』と関心ある人々が、何十人か何百人かリクエスト投票して集まって来てくれそうなら、その規模に合わせて実際に有料コンサートやパーティを実施する」といった仕事の発展も考えるといいです。なお、必ずしも動画に自分(自分たち)が出演して公表するカタチでなくても、「CDなら、動画ナシで録音した音楽だけで仕上げて配布/販売できる」のですから、好みや趣向に応じて検討すればいいです。あたりまえの話ですが、「曲に合わせてダンスパフォーマンスする」というのもカッコいいですし、「力演している姿や楽器を弾く指づかいの手さばきに感嘆する(‥あるいは、すごい手さばき((指紋は写らない遠目アングルや露光テカテカで撮影))を見せられて達者な演奏にドキドキするのに、どんな演奏者たちが弾いているのかは映っていないので、コンサートへ行ってみたくなる)」というのもカッコいいです。
 レコーディングというと「録音スタジオに行って‥」と思う人は多いでしょうが、「出張録音録画で、お好みの場所へフットワーク軽く出かけていきますよ。結婚式披露宴での仕事は慣れてます。場面の進行やストーリー性を持たせたミュージックビデオ仕立ての構成や、音量バランスを調整したミキシングなど、『アマチュアがスマホかざして録音録画しただけでは、なかなかこんな仕上がりにはならない』というような編集仕上げもお任せください」というプロのスタッフや制作会社もけっこうあって、「いい仕事してるなあ!」と感嘆するような仕上げの腕前を持っていたりします。

自分にも、曲作りの才能ある?
音楽の基礎知識を初めて学び始めたとたんに、
作りたいメロディーがあれこれ次々軽やかに思い浮ぶ人もいれば、
2年ぐらいはコツコツと音楽知識の詰め込み勉強をしていて、ある日、
曲を作りたい意欲がわいてきて、パワフルに次々作り始める人もいます。
ご自身のこれまでの音楽学習経験に応じ、期間的余裕を持ってお越しください。

曲の作り方の講義を聴いていると、曲想よりも歌詞が思い浮かんでくる‥という人へ:たまにいます、そういう人。楽譜の読み書きやリズム打ちや息つぎを学んでおくと、作詞する際、「音節数/抑揚/リズム感」など曲付けしやすい歌詞の練り上げに役立ちます。作詞のほうが得意なら、その特技を伸ばせばいいですね。作曲したい人たちが集まって来るレッスンですので、「作詞できる人が歌詞を書いてくれたら、曲付けするんだけどなあ」とのニーズは意外に多いです。むしろ、「作詞講座で歌詞を書くトレーニングをしたこともあるけど、曲を作れる人に曲付けしてもらえる機会がほとんどなかった」などという方は、作曲講座へ来ればモテるかもしれません。(従来、歌詞の気持ちが伝わる感動的な歌は、たいてい「歌詞がまず感動的で、その気持ちに合う曲想を付ける」との、"先に作詞・あとで曲付け"の手順で作られるのが普通でした。近頃では「先にDTMで曲を作って、あとでメロディーに歌詞を付ける」との手順で作られる曲も少なくないですが、「歌詞が先であろうと後であろうと、どっちだって作詞できる」のは、プロの作詞家の特技です。(ちなみに、歌詞なしのスキャットやヴォカリーズの曲にあえて歌詞を付けて歌ってみようとすれば、後付けで作詞するのがどんなに難しいことか‥。作詞に慣れていない人は、"先に歌詞・あとで曲付け"のほうが、曲をちゃんと仕上げやすいです)。で、各自が作詞すると、決して同じ歌詞なんてことはない、各人それぞれ異なる歌詞を書き上げるものです。
受講者の人たちは、みな気持ちよく楽しく曲付けしたい人ばかりですので、他人(=作詞者ご自身を含む)の悩みや悲哀や悪感情が詰まったような歌詞へ曲付けすることを好む人はいません。「何度も口ずさんで曲想を思い浮かべても、楽しく気持ちが盛り上がっていい気分/心がほのぼの幸せ気分」という歌詞は、曲付け希望の人気も高いです。歌詞を書く際にも、曲付けする際にも、「気持ちが晴ればれしていい気分のときに、作る意欲がわいてくる」(そうじゃない気分のときに、無理してわざわざストレス感じながら作ろうとはしない)と習慣づけていくと、「さあ!いい気分だから作る気になってきたぞ」と楽しい曲を作れます。

[水平線]飾り付き

中高年だって、まごころの「応援・友情・親心ソング」や器楽曲作りたい

40代〜70代のみなさん、平和を願う歌や楽しく元気のいい曲を作りませんか。
自由な気持ちで何をやりたい?‥音楽好きには、やっぱり音楽ですよね。
朝起きて、「さあ!今日はあの作りかけの曲の続きを書こう」と気張った気分。
自分が本当に好きな音楽を、気長な構えでたっぷり追求しませんか。
これからの人生、音楽好きでよかった‥と心から思う熟年期にしませんか。

音楽大隆盛期を実感で知っている強みで、自分がやりたくて大好きな音楽を追求し、
若い世代の人たちにアッ!と驚いてもらいましょう。
新人類世代が好きな‥イカ天、よさこい、多様化したテクノ/ブラコン/J-POP。
バブル世代が好きな‥ソウル/ファンク/R&B、フュージョン、ニューミュージック。
モーレツ世代が好きな‥ロック、フォーク、サンバ、ジャズ、歌謡ポップス。
G・ベンソン氏やP・メセニー氏が好きでギターにぞっこんになった人たち、
モーツァルトやショパンの曲なら何かしら弾いたことはあるピアノ好きの人たち、
ギターで弾き語りしたくて/電子オルガンが好きで、自分も曲を作ってみた人たち、
「オリジナル曲を作れる子供たちがいっぱい」の音楽教室通いが楽しかった人たち、
学生時代はブラスバンドやコーラスの部活で、音楽は得意だと自認してる人たち、
ビートルズやEW&Fが好きでバンド結成しスタジオ/ライブハウス通いした人たち、
ミュージ郎やXGワークスも知ってるんだからパソコン苦手なはずがない人たち、
‥そういう人たちが、40代以上にはどっさりいるんです。

楽しく曲作りして、快くなごやかに演奏して、気持ちよく共感できるよう願いたい、
熟年になって、ゆるすぎるお遊戯みたいな音楽をやりたいわけじゃない、
‥なんて言ってもいいかなぁ。いいです、その心意気、大歓迎!
「若きアイドル適齢期はすでに過ぎてしまった。それでも音楽やるなら、次は
『年配者の人たちが作って演奏する音楽はすごいなあ!』って域をめざしたい。
理論や技法を勉強して、曲を作ればだんだん上手くなるほうが、ヤル気出る」
と、向学心と熟達志向で筋を通そうとする中高年も珍しくありません。
これまでに受講者の方々が作った曲は、バンド編成ポップス・ボサノヴァ・
ギター伴奏付きポップス・ピアノ伴奏付き合唱曲や歌曲・ピアノソロ曲などです。
男女比は男性が若干多め。どちらかといえばロックやクラブ系テクノよりは、
クラシックやボサノヴァやポップス一般が好き。
"パソコンDTMはさわらない派"と、"DTM好き派"とは、半々ぐらい。
鍵盤楽器やギターが弾ければ、DTMには不得手でも伴奏付きで曲は作れます。
「行きたかったんだ、曲作り教室!」と喜んでおいでになる方、歓迎です。
ご長寿社会、楽しい気持ちで
もうひと頑張りステキに生きたい!何をやりたいですか?‥音楽を。


途中、何年も音楽活動を休んでいた人も、「芸術やるならやっぱり音楽」
との気持ちを消えることなくひそかにいだき続けているなら、
我々は互いを尊重し合って仲良く楽しく音楽をやりたい"音楽仲間"です。
音楽やりたいと思いつつ「兼業で他の仕事も掛け持ちしてる/子育てで主婦/
会社勤めの定年後は、細々とご隠居なんかしてられない、音楽で活躍だ!」と
気おくれしない中高年は多い世の中ですから、意気揚々と取り組んで大丈夫。
兼業でも節約暮らしでも芸術に頑張っている人たちは大勢いるのですから、
「芸術は無駄な贅沢なんて言われる筋合いはない」と気持ちを強くしてください。
ひとり暮らしの方も、ひとりでストレッチ体操してサプリ飲んでるより、
もいちど楽器を手にして、気力もアタマの思考力も活性化!
これからの人生、「余生をやり過ごそう」との考えをやめて、
「できることから始めよう!そうだ、自分は音楽が大好き、曲を作ろう!」
「ステキな気分のノリのいい曲を作って、ライブに友だち集めたい!」
‥そりゃ、元気出るよね! お待ちかねの定年退職、やるぞ音楽、曲作り!

知ってる? 近ごろのライブハウス‥って、来店客はぶらりと行って、気軽に生演奏できるって。
「1時間毎に30分のステージで出演者が登場して生演奏し、来店客は聴きながら飲食するだけ」というのは、昔ながらのライブハウス。近ごろのこじんまりしたライブハウスは、ピアノやドラムやギターなど楽器類の用意されているミニステージがあり、飲食代3千円程度でステージ使用料や楽器使用料は必要なし。お客様は「歌ったり楽器演奏したくなったときにぶらりとライブハウスを訪れ、ギターやピアノの弾き歌いができるのはもちろん、他の来店客とその場でちょいノリの担当パートを決め、少しばかり練習合わせして、即興でバンド生演奏を楽しむこともある」といったカタチのお店があちこちにあります。(大阪では、梅田や難波の繁華街ならステージ+ダンスフロアを貸切してくれる店もありますし、ピアノがあってちょっとしたパーティができるカフェ/レストランは、幹線道路沿いや郊外住宅地にもあったりします)。新作の曲を作ったら、「演りたきゃおいでよ、撮影も歓迎!楽器弾いて歌うのもいいし、DTMでダンスミュージック作ったら、集まって新作発表しながら踊れるよ」と言ってくれる気軽なお店が街にある‥ってのはいいですね。
 「たまに行って、ギターの弾き語りで自作の曲を聴いてもらってるうちに、常連客になった」という50代男性は、「1人でぶらりと来る30代以上〜70代の来店客が多く、夕方早い時間に行って自分が一番のりで他にお客さんがいないときにも、お店のマスターが盛り上げてくれたり、楽器練習させてくれたりする。あれやこれやしているうちに、他のお客さんが少しずつ来店して『ギター弾けるなら、〇〇の曲弾ける?』とリクエストがあったり、『歌いたい。ギターの生伴奏で歌わせて』と練習合わせが始まることも。そうした練習や飛び入りで即興する楽しさも含めて、来店客は『その次の出番は自分やね』と待ちながらうれしがっている‥といった具合。カラオケ店は個室の店が多いけど、"昔のカラオケパブ"みたいに上手い人は上手いなりに、歌や楽器が不得手な人もタンバリンを打ち鳴らしてみんなで楽しめて、隣の席に来た客も何かのご縁で気さくな友だちになれるのはバル感覚。お誕生日や彼女連れで来た人は、来店客みんなではやし立てて盛り上がる。常連客同士では『○○さんが来ればドラム演ってくれる、今日は来るのかな』など顔なじみになり、初の来店客が来るのはいつもみんな楽しみにしていて大歓迎」とのことです。

 ちなみに弊舎では、発表会やるなら、できれば「数人の作曲者が新作発表の機会に自分の作った曲についてのコメントを語り、それをお題にして数十人の来場参加者とともにきさくにディスカッションして、あれこれ勉強にもなるし、人脈交流を通じて仕事の話が持ち上がったりする」といった、"レクチャーやサイエンスカフェみたいな趣もある新作楽曲ライブ&パーティ"をやれたら楽しいなあ‥と思っています。(たとえば、「実際、演奏してみてどうでしたか」「譜面ヅラで見た時よりも、ベースとドラムが半拍差の特徴あるリズムが続くサビに、メロディー入りのタイミングを合わせるのは難しくてね。さっきリハーサルしてまだハラハラしてたんだけど、本番では上手くいってよかったよ」「聴いてて気づいたお客さんもいるだろうけど、この曲はピアノで弾いたリズムをドラムが追っかけたり、ベースで弾いたリズムをピアノが追っかけたり‥という箇所が随所にある。作曲者としては、同じリズムでも楽器によってこんなに感じが違うんだ‥と気づけるおもしろみを加えたかったわけ。あのサビの特徴あるリズムは、その兼ね合いで半拍差が生じたのをおもしろいなあと思って、あえて拍を一致させずに仕上げたんだ」「お客さんは気付いたかもしれないけど、ベース弾いてるボクは躍起で気づかなかったよ(笑)。お客さん、気づいた?」「はーい/いいえ」「質問は? ‥あ、その質問に対しては、いくつかの角度から学説や試論があって、キミがナットクできる説はどれかな?‥と解説しようとすれば話が長くなりそうだから、あとでそっちのテーブルへ行って話そう」‥みたいな。「音楽は脇の添えものやBGM」とか「拍手するかマネして歌うだけでは、モチベーションが高まらない」とかいうよりは、「音楽に関すること、いっぱい語り合えて楽しいね」と思う、そういうライブ&パーティをやりたいです)。
 また、楽譜出版社やDTMアプリの制作販売会社の主催で、「新作楽曲の楽譜と試聴ファイルを持ち寄りたい作曲家たち」と「演奏曲目として新作楽曲を必要としている演奏家たち」とがお会いできて、たんに試聴および楽譜販売するカタチだけでなく、演奏家側から「この新作の曲は、未だ他の演奏者向けに楽譜販売されておらず自分たち演奏家が1番乗りで気に入って初演希望なのですね。できれば当初1年間持ち曲としてあちこちのライブの場で演奏してみて、ライブに来られた一般来場客の人たちの反応がよかったら持ち曲契約を毎年更新で継続する、ということは可能でしょうか。演奏家側としても、すべてがレコード会社や所属プロダクションの都合だけで活動しているわけではなく、新作を用意せねばというのは担当マネジャーやディレクターと共につねづね関心ごとです。持ち曲契約期間は、この曲の楽譜は他の演奏者に一般販売しないとして、レコーディングの曲目に入れようとかコンサート会場でプレミアムものとしてイージーアレンジ版のピアノ譜やバンド譜を出版販売しようなど考えたい場合は、担当プロデューサーも連れて来るので、両者できるだけ活動の幅を広げやすいようご相談のうえ、新作の曲をできるだけ持ちぐされにせず活かせる機会は活かしていきたいですよね」などといった交渉や商談ができるイベントがおこなわれるなら、上級に達した受講者や作曲科出身の友人など誘って参加させていただきたい、とも思っています。

応援エールで勢いよく勇気づける励ましソング、
信頼やありがとうの気持ちを伝える、愛情ソング、友情ソング、
高齢でも、年寄りっぽくない曲を作って歌ってるミュージシャンは大勢います。
歌ったり、楽器を生演奏したら、もっと盛り上がるだろうなあ!
‥という機会を発表のチャンスにして、共感者をじわじわ増やしましょう。

自分で工夫して作り上げる喜び、協力して一緒に演奏する楽しみ、
聴かせ合って気持ちが通じ合う快活なコミュニケーション、
幾度も口ずさみ思い出してはそのたびに、まごころに灯感じるさわやかソング。
作って、歌って、ほんのり心あたたかな気持ちになって、
人生の幸せの想いをおおらかに、子供へ孫へ、仲間へと伝えていきませんか。
共感したら(黙って見て読んで聴いてるだけじゃなく)いつまでも歌ってくれる、
‥魂の共感が未来の人へ活き活きと伝わる、音楽のチカラです。


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1:「音楽を習いたい件で、電話しました」とおっしゃってください。最適な受講内容を相談します。
  受講開始前に打合せご希望の方へは、会場ロビーでお会いして、ご持参の学習済み音楽書などを
  一緒に見ながら打合せすることも可能です。
2:受講希望日時・場所は、受講者と講師との日程が合う日で、予約を確保。受講料は当日持参。

渡利辺祥楽舎(わたりべしょうがくしゃ) 0721-28-8000 大阪

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ウエディングソングの
オリジナル曲作りませんか


結婚披露宴で、幸せな気持ち、歌いましょう
手作りの曲を歌って演奏して、
スペシャルな結婚披露宴を!
「披露宴‥お色直しでキャンドルに灯をともした後は、カラオケ大会さながらに友人や親戚が次々とポップス歌唱、二次会もバンケットルームでカラオケパーティ」と盛り上がりたいのは、よくあるカタチ。それほどに「さあ、盛り上げよう!‥というなら、音楽だ!」と思っている人々が多いことは確実です。が、知人友人が紳士淑女の装いでみなオシャレにキメて集まって来る晴れの機会に、それだけでは、もったいなくありませんか。
初めて聴いてくれる人たちの前で、ライブ演奏したい、‥それも、小じんまりではなく、グランドピアノやドラムスも加えて大々的に。‥でしたらなおさら、結婚披露宴や二次会はかなり貴重な機会です。ふだんのちょっとしたライブや発表会を超えて、どんなにすぐれたチャンスか‥ってことを再発見しましょう。「ライブで新曲演奏できたらうれしい」となんとなく思うよりは、「やるからには満場拍手で盛り上がるようにやるぞ!」と思うほうが、上達もメキメキ、すぐれた出来ばえになります。
親戚、友人、上司、同僚、学友、恩師、お知り合いにお越しいただいて、結婚披露宴で生演奏。ハデ婚だって、ジミ婚だって、まごころ伝わるオリジナルのウエディングソングで、他にはないとっておきのステキな思い出に残る祝福パーティに。「このラブソング作って歌って、二人で気持ちあたためて、ほんとうに結婚できました」という縁起のいいオリジナルソングですもの、語りたいエピソードの話も盛り上がります。披露宴をしない「二人だけの結婚式」でも、動画のネット公表で「いいね」と祝福してくれる人たちが現れるかもしれません。
 ちなみに、社会調査のアンケート(どういう調査か詳細はわかりませんがテレビのクイズ番組で出題されていた)によると、既婚夫婦の約8割は「盛大な披露宴を催す結婚式でも、二人だけの結婚式でも、とにかく結婚式は挙げた」「2016年に結婚した夫婦の7割は結婚式を挙げた(リクルート調べ)」そうです。実際、お見合い婚活支援してご成婚に至った人たちにおいても、再婚では挙式しない場合が多く、「20〜30代初婚の場合は挙式する人たちが大半」です。結婚式を挙げずに夫婦になった人たちにも、「結婚後何年か経ち、生活が安定してから結婚記念日にサプライズで挙式しよう」という方々はいます。

受講の際の持ちもの
五線紙筆記用具
ピアノやガットギターは、教室の備品を使用できる場合もあります。
自作の歌詞を書きためている方は、幸せムードのラブソング・ウエディングソング・親心ソング・応援ソングにぴったりな歌詞をお持ちください。
DTM/MIDIで作りたい人は「『機械装置があれば人間はもう要らない、という音楽』ではなく、『人間の、人間による、人間のための音楽』を作ろう」との趣旨をご理解ください。楽曲制作用アプリケーションソフトをインストールしたご自分のパソコンを持参すれば、「この音づかいはこうすると、こういう和音進行で副旋律はこうなる」などとパソコンでじかに教えますが、紙の楽譜と試聴録音の持参でもいいです。
基本的には、ご自分のパソコン持参で受講に来て、レッスンでは、そのご自分のパソコンに入っている楽曲データに手を加えるだけですので、ご自分がよく知らないうちに「作った楽曲データファイルの複写がネットへ流出する」ということはなく安心です。DTM・MIDIを扱う人は、「各楽器音色は、その各楽器で演奏できることを想定して楽曲を作る」のが、自分も理解しやすく、他人へも「実演するなら、この楽器でこのように演奏すればいい」と説明できる、妥当な考え方です(ボカロアプリは、はまらないための安全対策が充分ではないかもしれないので、あまりオススメしていません。声楽やカラオケ好きの人はむしろ、「自分で歌えるからボカロなしでいい」という方が多いです)。
なお、バンド曲やアンサンブル曲を作りたい人は DTM 好きだったりしますが、「歌+ピアノ/ギター伴奏」曲や「楽器ソロ/デュオ」曲や合唱曲などおおむねパート3つか4つまでの曲を作りたい人には DTM を用いない人も多いので、DTM は必須ではありません

「クラシックの声楽家や楽器奏者の生演奏を希望。音大芸大生や卒業生が、アルバイトで出張生演奏に来てくれたらいいのだけどなあ」などの要望がある場合も、ご相談に応じます。

感性豊か‥がとりえ、
音楽好きの一芸婚活

 音楽をやってきた経験のある人たちは、「自分の魅力や得意技やあたたかな気持ちを相手に伝えたい」との表現意欲と豊かな感性があって、「一緒に共感できるとうれしい、ユーモアは心軽やかで楽しい」と感じる気心が普段の暮らしにあります。
 お見合いしておつきあいしてみることになった際、「仕事の場では話も流暢で社交的だけど、仕事以外ではうれしがって気軽に語り合えるような会話ネタがない。デートに出かけて楽しく会話したいとは思うけど、なんだか間が持たない」というのは珍しいことではありません。でも心配無用。
音楽の話なら、楽しく語り合って「どんな楽器弾くの?どんな曲を作ったの?歌詞にこんなトキメキの言葉を盛り込んでほしいな。今度聴かせてね。一緒に歌いたいね」と盛り上がれます。赤面しながらでもちょっぴり大胆に、プロポーズの言葉を歌詞に込め「二人のオリジナルのウエディングソングを作って、結婚式で歌おう」との運びになったらハッピーですね。
結婚披露宴は、来場する人たちも「さあ、涙と喜びで感動して、大いに盛り上がりたい!」と期待感の気持ちが前準備できていてお越しになり、反応も「よかった、よかった!」と、とってもポジティブです。
 「拍手喝采もOKの陽気なムードで盛り上がりながら、来場者の人たちが感動して聴いてくれているのを、演奏する自分たちも心から実感することができた」との経験を持てる機会(…なんとかそのような機会を設けようとして「新人コンサート」など開催している文化団体などもあるほどです)…というほどのそのチャンスを、みすみすちょっとした余興でやり過ごすなんて、もったいないことではないでしょうか。来賓も集うスペシャルな宴で、もてなしの生演奏…といえば、サロンコンサートは元々そういうライブ!「来賓も集うスペシャルな宴」は、「18世紀なら…、21世紀なら…」と文化的状況は時代の変遷に応じて変容してなお、昔も今もちゃんと存在しています。
 「ステージ付き宴会場もあって、ディナーショーもおこなうぐらいだから、生演奏は歓迎」というシティホテルや結婚式場やゲストハウスは多いです。そうした会場には、プロの催事担当者やウエディングプランナーがいて、装飾施工・照明・音響プロダクションのスタッフと共に仕事をすることにも手慣れているだけでなく、「結婚披露宴なら、こういう進行や飾り付けでこういう曲目が、格式高くオーソドックス」といった演出を望む方へも「もっとステージショー的なサプライズの演出を」と望む方へも柔軟に対応できるぐらい、音楽の催しものはけっこう得意なんです。
作詞もできるようになりたいけど、いい練習の仕方はあるかしら?
 まずは基礎練習として「俳句や短歌を書き慣れて、
『七・五調』で言葉を並べると、楽節フレーズのメロディーを付けやすい」です。「はるのうららの すみだがわ‥」、ほら、『七・五調』でしょ?。音節にこだわらず自由に言葉を並べて歌詞を書くのも楽しいでしょうが、「『七(ときどき八)・五調』の歌詞は、初心者でもメロディー付けしやすい」ので、どうぞ試みてください。俳句や短歌に比べれば、あしびきの山鳥の尾のしだり尾の長々しき歌詞が盛り上がってサビの聴かせどころで感動を呼ぶように書き上げるのは、いっぱい工夫できることがあって楽しいでしょう。たった「五・七・五」の俳句や川柳でも、想いを言葉にていねいに練り上げて表現に風情を添えることができるのですから、おおざっぱでなく言葉をつむげば、歌詞の趣きに気持ちほっこりするような仕上がりを追求するのもやりがいはあると思います。句会や川柳投稿などで腕磨きする一方で作詞を趣味にする‥というのもいいですね。
 ところで、「『結婚』…をお題にして、五・七・五・七・七の短歌を書きましょう」と千人が書いたって、みなさん千人、それぞれ異なる短歌を書くのです。まして、
短歌より長々しい歌詞とメロディーとの組み合わせに伴奏を付けて、オリジナルのウエディングソングを作ったのが、全く同じ曲に仕上がるなどということは通常あり得ません
語感の抑揚やアクセントや律動感‥たとえば「ちょっといい気分」「ちょこっといい気分」「少しいい気分」も、それぞれによく吟味してメロディーを付ければ、メロディーラインはそれぞれ異なる仕上がりになるものなのです。
むしろ、「眠っていたら、聴こえるように思い浮かんだメロディーを、そのまま曲にした」(…昔からそれって憧れの才能だと思われてきましたよね)というほうが、「誰か他人の作った曲のメロディーの記憶がふとよぎっただけ」なんてこともないとは言えない時代なので、似たようなメロディーでまねごとだと言われてしまわないように、しっかり考えて練り上げてオリジナリティのある曲を作りましょう。
音楽には、(絵画などのように「今となっては、仕上がった作品を眺めるだけ」でなく)、「今でも一緒に歌える、一緒に弾ける」との素晴らしい性質があって、時空を超越して一緒に楽しめます
実際、200年前の貴重な楽譜が発見されたら、「博物館に保管・資料展示しておく」だけじゃなくて、時を超えて今「どんな曲か演奏してみよう」ってこともできるのが、画家や彫刻家もうらやましがる音楽の性質です。百年ほど前には「見るだけじゃなくて、音楽のようにいつまでも一緒に演奏したい気持ちになる絵画を描けないものか、絵画に楽譜のような動機付けをできないだろうか」と考えた画家もいたほどなんです。
10年前に制作収録されたカラオケを、今リクエストして、歌って"今の気持ち"で共感する人々も、2百年ほど前に作られた「結婚行進曲」の30年以上前の録音を"今の結婚式の曲"だと思って演出にリクエストする新郎新婦も、大勢いるでしょう。
(「あれ?日本で言えば江戸時代の頃作曲されたメンデルスゾーンの結婚行進曲を、自分が生まれる前に演奏録音されたCDかけて、『新郎新婦のご入場です』とかやってるわけ?」…画家が音楽にあこがれるのも、うなずけます)。
結婚式披露宴2時間の間には、たとえば18曲を流すとして、全てをオリジナル曲で‥というほどではなくても、そのうち2〜3曲ぐらいはオリジナルで曲作りした音楽を生演奏でお披露目しませんか。披露宴たけなわで歌うウエディングソング、幸せ気分のラブソング…「我が家には我が家の、歌い継がれて弾き継がれる名曲がある…おじいちゃんとおばあちゃんのデュオの作」…いいですね。22世紀には、それぞれのご家庭に不朽の名作が歌い継がれている…っていう未来。100年後の子孫の手元には、できれば唯一無二の「直筆の手書き楽譜」も伝承するのも感動的です。
共感しても黙って聴いて見てるだけ…じゃなく、共感したら子々孫々歌ってくれますよ。